GO:KEYSをScratchXからコントロールする上で必要なAdobe Flash Playerのサポートが2020年12月31日をもって終了となります。それに伴い、GO:KEYS ScratchX Extension もご利用頂くことが出来なくなります。
Scratch(スクラッチ)は、MITメディア・ラボ・ライフロング・キンダーガーデン・グループ(MIT Media Lab Lifelong Kindergarten Group)のプロジェクトです。https://scratch.mit.eduをご覧ください。
目次
はじめに
GO:KEYS ScratchX Extensionを使用すると、ローランド GO:KEYSをScratchX(*)からコントロールすることができます。
たとえば、GO:KEYSのループ・フレーズ(パターン)をプログラミングしたり、リズムにあわせてキャラクターを動かしたり、鍵盤を弾く動作に連動したインタラクティブなアニメーションを作ったりすることができます。
*ScratchXは、実験的な拡張機能(Extension)が体験できるScratchのプラットフォームです。詳しくはこちらをご覧ください。
用意するもの
- GO:KEYS
- マイクロUSBケーブル(*)
- パソコン(Win/Mac)
*充電専用のマイクロUSBケーブルは使用しないでください。データ通信ができません。
クイック・スタート
- GO:KEYSを最新版にアップデートします(Ver.1.20以上)。
- 最新のGoogle Chromeをパソコンにインストールします。
- 最新のAdobe Flash Playerをパソコンにインストールします。バージョンは「FP** for opera and chromeium-PPAPI」を選びます。
- Google ChromeからScratchXのサイトにアクセスし、Adobe Flashを許可します。
- アドレス・バー左側にある「i」をクリックします。
- 「サイトの設定」をクリックします。設定ページが開きます。
- 「Flash」の項目で「許可」を選択し、設定ページを閉じます。
- GO:KEYSとパソコンをマイクロUSBケーブルで接続します。
- GO:KEYSの電源を入れます。
- Google Chromeからこちらにアクセスします。
または、ScratchXのサイトに以下のURLを直接入力することで、GO:KEYS ScratchX Extensionを読み込むこともできます。
https://rolandcom.github.io/gokeys-scratch-extension/gokeys_extension.js
GO:KEYS ScratchX Extensionが読み込まれ、以下の画面が表示されます。
環境によっては読み込みに数十秒かかることがあります。
- 内容を確認し、「I understand, continue」をクリックします。
[More Blocks]タブにある丸印が緑色になれば準備完了です。
- 緑色にならない場合、マイクロUSBケーブルを挿し直すか、Google Chromeを再起動すると改善することがあります。
ブロック
GO:KEYS用に拡張されたブロックを解説します。
ループ・ミックス・セットが選ばれます。
選択したパートのパターンが再生されます。1~11の数値を設定すると、パターン番号を指定することができます。
パターンが止まります。停止するパートを指定することもできます。
ループ・パターンのキーを指定します。
小節数を指定して、待ち(小節数)を入れます。
小節数を表す変数です。
拍を表す変数です。
Tick(音符の長さや位置の細かさ)を表す変数です。
※TPQN(Ticks Per Quarter Note)は24です。
GO:KEYSの鍵盤入力を受けます。
指定した音階の鍵盤入力を受けます。
音階を表す変数です。音階に応じて1~12の範囲で変化します。
音の強さを表す変数です。音の強さに応じて0~100の範囲で変化します。
サンプル・ソース
- サンプル1
- GO:KEYSの鍵盤を弾くとアニメーションが動きます。
- サンプル2
- ドラム・パターンを8小節再生させます。1小節毎に再生させるパターンを変えています。
- サンプル3
- ドラム・パターンの拍に合わせてアニメーションが動きます。
- サンプル4
- プログラミングで曲を作ります。曲の途中からベースやメロディーが鳴り始めたり、キーが変わったりします。
GO:KEYS ScratchX Extension(
ソース・コード)には、ウェブの技術であるWeb MIDI APIを使用しています。詳しくは
こちらをご覧ください。